2011年12月31日

2011年を振り返って

今日は12月31日大晦日ですね。
いかがお過ごしでしょうか?

今日の山形は日も出ていて本当に穏やかな気候です。


それにしても今年は色々ありましたね。

やはり3.11。

その時にはもうお引き渡し寸前の嶋の家にいました。

その時の記事はこちら
http://kominkalife.seesaa.net/article/191045895.html

私もいつかは親の面倒を見ようとはおもっていたものの、
こういう事がきっかけで山形によぶ事になりました。

嶋の家は自分の家以外では初めて棟梁として関わらせて頂いた住宅です。

設計は由利設計工房の由利収さん

このような空間を作り上げる事が出来、お客様にも大変喜んで頂きました。

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お引き渡しは3月14日。

当初の予定通りこの日に何事もなくお引き渡しが出来た事は
本当に奇跡としか言いようがありませんでした。


その後心縁寺参道整備工事に携わらさせていただきました。

一時震災後の影響から建築資材等が入手できない状況も続きましたが、幸いにも建材等は使わない工事でしたので、多少の影響だけで工事を進める事ができました。

開山450周年事業の一環としての参道整備工事。
設計・現場管理・施工。
このすべてを私に任せて頂きました。

震えが来るぐらいその歴史的重みがのしかかっていました。

こうなっていた参道。

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石垣を全て崩し、積み直しました。

材木は秋田杉の征目を使い、シャチ栓継ぎでつなぎました。
片側36m もう片側44m 両方で80mの大工事でした。

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完成がこうなりました。
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お寺様から生まれて初めての感謝状を頂きました。

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その後今の工事現場 中山の家へと続きます。

10月後半から始まった墨付け・刻み作業。
こちらの住宅は全て手刻みの住宅となっております。

12月9日には晴れのもと無事上棟式を執り行わせていただきました。

http://kominkalife.seesaa.net/article/239481459.html

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その後外壁もふたがって、サッシもつきました。

年内の工事は予定通り進める事ができました。


その他
8月1日には法人化し、古民家ライフ株式会社となり、
許可を受ける事が中々難しい建設業の許可も受ける事ができました。

この年にこのタイミングで法人化したという事にはきっと何かの意味があるはずです。


11月にはありがたい事に「輝けやまがた若者大賞」も受賞させて頂きました。

その時の記事はこちら
http://kominkalife.seesaa.net/article/233026028.html

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その他、数件リフォーム工事もさせて頂き、本当に今年は仕事をさせて頂いたなぁと改めて思います。


あっという間で濃密な一年でした。


そしてやっとスタートラインに立てたような気がします。

3.11以降いい意味で覚悟が出来ました。

たくさんの方々と出会い、親交を深める事も出来た2011年。

今はとにかく目の前の事を一生懸命やる事。
考えながら、時には立ち止まりながらも走り続けます。


全て皆様のおかげです。
心より感謝いたします。

そしてまた来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2011年12月31日 古民家ライフ株式会社 高木孝治


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2011年03月26日

現実を直視するということ

今も、そしてこれからもずっとしていること。

冷静に現実を直視するということ。

自分を感情に入れずに出来る事を行うこと。

こうしてネットを冷静に見ながら判断をしている。
日常を坦々と送りながら。

今ほんとうに大切なことは


「子供たちに日本の未来を託すために出来る事をする」


という事に尽きるのではないかと思う。


命をつなぎ明るい未来にすること


そのために我々大人が出来る事は何か。


さまざまな情報がネット上を飛び交っている。
それは悲観的だったり、楽観的だったり。

その中で自分がどのような考え方を持ち
どのような行動をとるかが問われるのではないだろうか。

考えすぎだよと言われればそれまでかもしれないけれど、

過剰に反応する事もなく、それでいて決して楽観視するでもなく
いま、子供たちに未来を託すために出来る事をしなければならない。

そのために自分自身で判断をしなければならない。

日常を送りながら。
posted by 古民家ライフ at 13:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 思ふ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月17日

東日本大震災に思うこと

今日の山形は雪が降っています。

朝早く除雪車が出るぐらい雪が降りました。

こんな時、被災地で夜を越している方々の事を思います。


前回のブログには書きましたが、母親が被災しました。
やっと連絡が取れ、3日目の午前中、孤立していた職場から脱出出来ました。

色々な方々から電話を頂きました。

仙台まで迎えに行き、山形へ連れてきました。
これで一安心と思ったら、今度は原発事故。
福島出身である私は福島に親戚がたくさんいます。

原発の恐怖に襲われながら、ガソリンもない状態で
命からがら親戚が山形へ避難してきました。

すぐにウィークリーマンションを探し、そこに住んでもらうことにしました。


私は避難をしているわけではないけれど、当事者と同じ気持ちで動いています。
ひどい震災にあわなかった私が出来る事をしています。


私は震災が起きてからすぐにガソリンを満タンにしました。

母親が救出されたらすぐに迎えに行けるように。
案の上、日常的にガソリン不足。

母親が救出されてすぐに仙台に向かいました。
仙台にいる親戚に必要なものを聞き出して、それを出来るだけ買い込んで。
もちろん携帯用ガスボンベも出来るだけもっていきました。

親戚には本当に喜んでもらいました。

母親は今、こうしてご飯があるだけでもありがたといってご飯を食べています。

昨日避難してきた福島の親戚も色々なところを転々としてきました。
「やっと今日から落ち着いて寝られるよ」と言われました。

夜には、宮城からYさんがやってきました。
救急隊員のYさんは米の買い出しを職場からたのまれ、山形へやってきたのでした。

すぐに米のあるスーパーを探して連れていきました。

「米が買える場所が分かるだけでもありがたいよ」
と言われました。

仙台の救急隊員の方の食料も不足しているそうなのです。
救急隊員の方が働けなければ、被災地でも救助もままなりません。


被災地の方のことを思いながら、当事者の気持ちで今自分が出来る事を精一杯やること。
自分の身近な人を安心させること。
出来るだけ日常を続けること。


私はそれが今、大切なことなのではないかと思います。

そうでなければ、本当に困った人がいた時に手助けが出来ないから。


毎日、隣の人にあいさつをすることだったり、
笑顔でいる事の方が今は本当に大切な事だったりすると思います。


被災地の事を思いながら私は出来るだけ日常をきちんとします。


では私はこれから外の雪かきをして、カミさんの車の雪を落としてきます。
posted by 古民家ライフ at 06:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 思ふ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月12日

旬を捉える

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こちら自分で山に行って採ってきたコシアブラとタラノメの天ぷら。
そしてコゴミのおひたし。

こちらの山菜、食べられる時期はほんの一瞬です。
その一瞬を逃すと食べられなくなります。

まさに旬というやつですね。

旬を食す。

これほど贅沢なことはありません。
命のエネルギーがたくさん詰まっています。

最近、ほんの少しだけれども山に入ってその旬に触れ、
生命の営みに触れることが本当に楽しく感じます。


すうぱあまあけっとにに売っている野菜や果物。
そこにはこんな風に花が咲いて、こんな風に果実や野菜ががなっていく
という過程は全く見えない。

まして山菜がどんな状況で生え、命の芽を出すのか?

そうですね。そんなこと教えられたらいいですね。
皆さんそうおっしゃるけれども、塾や勉強の方が大事だったりします。

過程をみつづけるのには時間がかかります。
花が咲いて、少しづつ実が大きくなって、食べられるようになる。
その間色々な作業もある。
旬はまさに一瞬。

旬を捉えるためには細やかな配慮も必要となります。

今回のイベントのような体験をすこしづつ積み重ねていくと
きっと子供達には体の体験として蓄積されているのではないかなぁと、思うけれどもそれがすぐに表面に現れるわけではない。
公式を当てはめれば出来るようになる勉強とは全く違う。
暗記がどれだけできるかを競う勉強とも違う。
問題集を解くのとは訳が違う。

こうりつてきではない、というのかも知れない。

そこに命があるんだということを
頭ではなく体で感じてもらいたい。


それは自分もそうだから。
日々が忙しいとどうしても命を感じにくくなるから。

命の躍動を感じること。
命の躍動を感じると無心になれる。

自分も自然の一部として。

posted by 古民家ライフ at 12:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 思ふ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月20日

本当にやりたいこと

先日、大学3年生のO君が見学にやってきました。


大工になるためにはどうしたらいいのか?
古民家をやるためにはどうしたらいいのか?

そんな悩みを持ちつつ色々な方と出会い、
色々なお話を聞き、そして大工になったという経緯が私にはあるので、
大学生の訪問依頼があれば出来るだけ自分の経験したことを
お話させていただいています。

ですから本当に悩んでいる人が多いなぁと実感します。

彼もそうでした。

宮大工になりたいということで色々なところを回って
お話を聞いているのだということでした。

でも情報が多すぎて、一体どれが正しいのか、頭の中だけで悩んでいるようでした。


私の場合、正直言って何度大工に向いていないと言われたことかわかりません。

でも自分で自分を信じてやってきました。
これが俺のやりたいことなんだと。

色々な方に迷惑をおかけしたと思います。
でも、古民家が好きなんだということはぜんぜん揺るぎませんでした。

だから、とても幸せなのだと思います。
それは一生をかけてでもやりたいことが見つかったから。

本当にほしいものは一体何なのか?
本当にやりたいことは一体何なのか?

じゃあそこに向かうためには一体今何をすればいいのか?

大学生でこの答えを見つけるのは難しいのかも知れません。

でも今、思うのです。
一歩踏み出せば何かが見えるって。

どんな些細なことでも、遠回りしても無駄な事は無いと。
今、こうして悩んでいることもきっと後になって笑える日が来ると。

だから小さな一歩踏み出せO君。
posted by 古民家ライフ at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 思ふ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月11日

矢面に立つ

最近どうしても自分が前に出なければならない場面が増えてきた。

いままで、誰かのために皆が良くなれば良いと思ってやってきた。

誰かを前に押し出すこと。
そのサポーター役を常に意識してきた。

でもそれだけではみんなが良くならないということを
思い知る場面に出くわすことも多くなった。

おそらく何かのサインなのだろうということはわかっている。
今までの考え方ではこれからは通用しにくいのかも知れない。

先日、まくろび庵のわこうさん、したら農場の設楽さんを交えてお話する機会があった。

諸先輩方とのお話は本当に身にしみる。

そして、気づくことも。

そろそろ来るべき時が来たのかも知れない。

矢面に立つ。

そう覚悟した。

その上で関わって下さった皆さんを幸せにする。


皆さんで集まってお話した事も、楽しいことをやるためです。
さて、準備に取り掛かるかぁ!!!


posted by 古民家ライフ at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 思ふ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月26日

モノを造るということ

日々春が近づいてきています。

雪深い小鳥山の古民家にも春の日差し差し込んできて
とても暖かく感じます。



毎日、お施主さんといろいろ相談しながら、笑いながら、
本当に楽しく仕事をさせて頂いてます。

私の場合、これが私の一つのスタイルなのかも知れないなぁとも感じています。

その昔、家造りにはとても長い年月がかかっていました。

それだけに家の人は自分で出来るところは自分達でやり、大工さんにお願いするところだけは大工さんにお願いして造ってもらっていました。

今回の現場はまさしくその通りの現場です。

毎日一緒にいるからお互いの考えていることが分かる。
少しずつでも出来上がると一緒に喜んでくれる。

こちらはこちらで一緒にいるから本当にいいものを造ってあげたくなる。もちろん失敗してもごまかしはきかない。

道具も見てもらう。
道具は大工の命だからね。
こんな道具で家を造らせていただいてますよって。


自分達のできるところは自分たちでやる。

普段の生活に忙しいから、すぐに、安く、簡単に出来る住宅にする。
それも一つの考え方で否定はしません。

でも結局知らないところで結構経費がかかっていたりする。
時間が無いからどこででどんな経費がかかっているのかも分からない、
調べる時間もない。

業者が一体どんな人で、どんなことに興味があるのか?

業者にすればそれを知られるのもいやで、多少の失敗は隠しちゃえば分からなくなる。終わったら後は次の現場に行くだけ・・・。

どんな人が住み、一体どんな思いで家を造ったのかも知らずに。


時代が、業界がそうなっているから仕方のないことなのかも知れない。


私はそれをよしとしないから自分のスタイルでやらざるを得なくなる。
でもこれが一番自分に合っている。

私の力の持てる限りで家造りを楽しくやらさせて頂きます。

posted by 古民家ライフ at 19:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 思ふ事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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