2011年10月31日

心縁寺参道整備工事完了 感謝状頂きました。

心縁寺参道整備工事を無事終える事が出来、心縁寺様より感謝状を頂きました。

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開基450周年記念事業の大工事。

その450年という重みに正直、はじめは手足が震えるほど怖かったです。
本当に自分でいいのか、自分に出来るのか?

でも、腹をくくりました。

私を信頼してくれている心縁寺の方々に喜んで欲しかったから。

何度も何度も寺町に足を運び、辺り一帯の塀を見ては
そこに使われている柱の材質、その寸法、軒の出、塗料、材木をどこで繋いでいるのか、どうやって繋いでいるのか、その礎石はどうなっているのか・・・。

この仕事をしている最中には何度も歴史の中を散歩しているかの様な錯覚にとらわれました。

数百年経っている石垣を壊したとき、石を積んだ職人の魂が眠っているようでした。

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片側36m もう片側44mと長い塀の基礎は慎重にやってもらいました。
基礎屋さんに塀の基礎の天端の精度は+-1mmの範囲で収めてもらいました。
長い基礎の天端をその誤差でおさめるのは並大抵ではありませんでした。

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そこに崩した石を1200の高さで再度積み上げてもらいました。

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一つ一つ大きさも、重さも、形も違う石をトータル80m積むのは本当に気の遠くなるような
仕事でした。

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塀の材料は秋田杉。
材木屋の社長も出あった事が無いというぐらいきれいな征目の材料が手に入りました。

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それをシャチ栓継ぎでついで行きました。

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瓦は震災の影響でたまたま九州から来ていた職人さんの手で葺かれました。

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壁を漆喰で仕上げてもらい、壁が一気に引き締まりました。

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職人さんが自分の仕事を終えるたびに満足げに眺めている光景を何度も目にしました。

途中からは間違いなくいい仕上がりになると確信がもてました。

この現場が

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こうなりました。

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幾ら見ていても見あきる事のないデザインだと言われ本当にうれしい限りです。

反対側から

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そして昨日、お寺さんの行事に棟梁としてお呼ばれし感謝状を頂きました。

全く予期していなかった事でしたので、そのお心遣いが本当にうれしかったです。

設計と施工、現場管理をさせて頂きましたが、各業者さんのお力添えと的確なアドバイスが無ければここまでの仕上がりにはならなかったと思います。

この場を借りて深く感謝いたします。

仕事をして喜んで頂く。
私が目指すのはただこれだけです。
ですから、この感謝状は私の何よりの宝物です。

最後にこの若輩者の私を信頼して頂き、その責任を預けてくださった御住職・副住職をはじめとする心縁寺の皆様、檀家の皆様には心よりお礼申し上げます。

ありがとうございました。


posted by 古民家ライフ at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月01日

田んぼをしていて思う事

昨年から本格的に始まった田んぼの仕事、米作り。

今年も大工仕事の合間を見ながらこつこつやってきた。


田植えから始まり、

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水抜きの側溝を切って

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稲の花が咲き

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稲刈りの季節。

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一年なんて本当にあっという間だね。


もう稲刈りなんてね。




田んぼをしていて、大工をしていてつくづく思う事がある。

俺は体現法でしか生きられないんだな・・と。


家づくりや米作りがどれほど大変で面白いのか、自分の体でわからないと前に進めない。

つまり、自分でやってみてそれで納得した事しか他人にお勧めは出来ない。


木の家に実際に住まないとその良さは説明できない。
だから自分で造って自分ですむ。

衣食住の大切さを唱えるなら
自分でつくったコメを食べる。

答えはシンプル。



世の中のお偉いさんは、泥まみれになって汗かいて働きたくないから
あーだこーだ理由をつけ始める。


だから、震災で田や畑を失った人の気持ちが俺はよくわかる。


手の入れた土地は生きていて家族同然なんだ。
生産をし、お金を生む糧ではあるけれど、それだけじゃない。
「おーい」と呼ぶと、「なんだよ」って返事するんだ。
それは毎日田んぼに通うとわかる。

そこに生きている動植物、虫もカエルもみーんな家族。

それはやった人にしか分らない。

だから、現場で働いて、汗かいている人の話が好きなんだ。

生き方としては遠回りかもしれないけど。


情報として出回っている事をかき集め、それをあたかも論理的に話している先生方の
鼻っぱしらを片っぱしからへし折りながら、その一歩深いところで勝負する。


お店に並んでいるお米もいいけど、農薬を使ったとしても自分で作った米の方が俺はうまいと思う。



早く新米が食べたい。


来年の芋煮会はうちの米でおにぎりを作るぞ。

次の記事で芋煮会の御報告します。
posted by 古民家ライフ at 01:18| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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