昨年、新築祝いの前日にばあちゃんが亡くなって、
それ以来取りやめになっていたのだ。
父方の親戚の皆さんに見てもらって
やっと肩の荷が下りた。ほっとした。
親戚のお葬式で集まることはあっても
お祝い事で集まることがめっきり減っていた。
だからこそお祝い事で親戚一同が集まるということが本当にうれしかった。
おばちゃんはばあちゃんの写真を持ってきてくれた。
やっとばあちゃん、山形にこれたね。
写真を持って家中歩いて見せた。
きっと喜んでくれているに違いない。
父が亡くなり、父が経営していた会社は倒産。
夜逃げ同然で故郷を離れてから、かれこれ15年の月日が流れた。
その間色々なことがありすぎた。
それはおいおい書いていくことにします。
「奥さんが居て、子供が居て、家があって、お前幸せだべ?」
と親戚のおじさんに言われ、
「はい。幸せです」
今は何の躊躇もなくそう言える自分が居る。
この家は自分の生き様でしかない。
まさに価値観そのものだ。
こうして皆さんが自分の家に足を運んでくれ、
喜んだ顔を見ていて、それをやっと認めてもらえたような気がした。
15年も経つとこんなにも人生って変わるものなんだなぁ。
15年前の自分では全く想像がつかない人生を歩いている。
それも皆さんのお力添えのお陰だ。
上を見ても下を見てもきりがない。
今、自分の立っている場所。
そうまさに今、そしてここ。それで十分満足。
感謝の念があふれ出た。
それをとても感じた一日でした。
祝い事はやっぱりいいものだ。
次はどんな祝い事をしようかなぁ。