2006年12月16日

当たり前ということ。

久しぶりに書きます。

寒くなってきましたが風邪などひいてはいませんか?




実はいま、大工であるということについて、
いろいろ考えさせられる機会を頂いています。

訳が分からない文章になりそうですが、
どうしても今、書いておきたいので。

大工と言ってもいまだに大工の一人前っていったいいつのことを指すのか分かりません。
その答えはおそらくこれから先もずっと問い続ける事になるでしょう。

でも、今ほど大工を目指し、試行錯誤を重ねてきて良かったと
強く思うことはありません。

今、ある現場の仕事を手伝いに行っています。

そこの棟梁が大工という範疇をいともたやすく超えてしまっている方なんです。

現代においての大工の在り方。問題点。
今後大工棟梁としての生き方。
自分たちが引き継いでいかねばならないこと。

大上段に構えるわけでもなく、
俺はただ生きるための一つの手段を教えているに過ぎない。それだけだ・・と。



そして、強く思います。
私は古民家と大工が好きなんだって。

自分と木と道具。

カンナで削る一回一回、自分の力を試されます。

で、思うわけです。
昔の職人もきっと同じだったんだろうなって。

苦労した所。怒られたところ、ほめられたところ。
人に見てもらって認めてもらいたいところ。
人知れず、自己満足のためにやったところ。
思わず失敗したところも含めて
古民家から、そこに息づく昔の職人の想いを汲み取りたい。

自分がそうであるように、古民家を構成する部材一つ一つにそれを作り上げた職人の魂がこもっているのです。

かといって、それはごくごく当たり前のことなんです。
ことさら取り上げることではないはずなのに、当たり前のことが当たり前じゃなくなっている・・・そんな気がしませんか。

その上で今、一人の大工として出来ることは何だろう?

古民家は所詮、昔の普通の家です。
宮大工でもなんでもない普通の大工さんが作ったごくごく当たり前の家の、ごくごく当たり前の思いを、さらに自分の想いもこめて後世に引き継いでいくということ。

当たり前のことを楽しく、当たり前にやっていくこと。

変わり行く社会の枠組みに同調しながらも、
変えないで引き継ぐべき精神を引き継ぐ。

そう思いました。

ですから、実際に行って見て触って感じてください。
古民家から発せられる何かを。


そんな古民家とお客様を引き合わせられたら無上の喜びです。

古民家のこと、大工のことその他もろもろ安心してご相談下さい。
いつでもお待ちしています。


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posted by 古民家ライフ at 04:13| Comment(416) | TrackBack(212) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする